
この度、在アルメニア日本大使館の招聘により、アルメニアでの日本伝統音楽紹介コンサートと、ワークショップを3日間を通して実施してまいりました。
まず初日の6月13日に、アルメニアの首都エレバンでも権威のある室内楽のホール「コミタス室内楽ホール」にて、日本の伝統音楽紹介コンサートのプログラムとして、雅楽の笙と古代歌謡、巫女舞、そして津軽三味線と民謡の演奏を行いました。



日本最古の伝統音楽である雅楽と、日本の伝統音楽の中で一番新しい津軽三味線との、ジャンルや時代の違う対照的な音楽ではありましたが、雅楽の「静」と津軽三味線の「動」の対照的な音の世界観から、日本の伝統音楽の幅広さ・豊かさを伝える舞台となり、観客の方からも大きな拍手をいただきました。
コンサートでは、同時期に行われていたコンクール”Mansurian International Competition for Composers”に審査員として参加され、ご自身のソロコンサートをエレバンで行われたピアニストの秋場敬浩氏によるピアノのソロ演奏も行われました。

最後に、ENSOPHIAが2024年、2025年のインドでの演奏会で共演し親交を深めていたアルメニアのドゥドゥク奏者のArsen Petrosyan氏とカーヌーン奏者のAstghik Snetsunts氏が加わり、全員で日本・アルメニアの楽曲のコラボレーション演奏を行いました。コラボレーションした楽曲は、今回の会場名の由来でもある、アルメニアの民族音楽の父とも言われるコミタスが収集したアルメニアの民謡の “Hoy Nazan” “Alagyaz” “Khnki Tsar” のほか、日本の楽曲からはジブリのアニメ もののけ姫の主題歌、越殿楽今様などを演奏しました。


会場は満員の上、大幅に増席され、万雷の拍手の中終えることができました。終演後も、興味をお持ちいただいたアルメニアのみなさんとの交流の時間が持たれ、アルメニアでの日本文化への関心の高さが感じられました。


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2日目は、アルメニア・日本科学教育文化センター「ヒカリ」にて、ミニコンサートを実施しました。コンサートと同じく、雅楽の笙、古代歌謡、巫女舞と、津軽三味線、民謡の実演に加え、民謡の歌唱体験も実施しました。「ヒカリ」センター長のKarine Piliposyan氏は20年以上に渡り日本とアルメニアを文化で繋ぐ平和活動をされてきており、その真心を深く感じさせていただきながらのミニコンサートとなりました。

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3日目は、ロマノス・メリキアン記念国立音楽専門学校にてワークショップを実施しました。前日と同じく、雅楽の笙、古代歌謡、巫女舞と、津軽三味線、民謡の実演、民謡の歌唱体験の実施の他、雅楽や民謡、津軽三味線についての解説、楽器の構造についての解説なども行いました。同校ではアルメニアの民族音楽を専攻する学生が多数在籍しており、興味深く聴講いただきました。終了後も互いの楽器の紹介やセッションなども行われ、短い時間ながら互いに意義深い時間を過ごすことができました。

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今回のアルメニアでの日本伝統音楽紹介コンサートと、ワークショップの実施にあたり、在アルメニア日本大使館のみなさまをはじめ、関係者の方々には大変お世話になりました。この場を借りて、改めて厚く御礼を申し上げるとともに、日本・アルメニアの友好関係に少しでも貢献させていただきましたことを感謝し、今後更なる両国の関係が強固になることを祈念いたします。
・日程:2026年6月13日(土)14日(日)15日(月)
・会場:コミタス室内楽ホール、アルメニア・日本科学教育文化センター「ヒカリ」、ロマノス・メリキアン記念国立音楽専門学校
・出演者:大塚惇平(笙 歌)、中村滉己(津軽三味線、民謡)、澤入由佳(舞)
・在アルメニア日本国大使館との共催により実施
